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みなみのうを座
¥2,200 税込
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第13回俳句甲子園にて最優秀賞を受賞した青木ともじさん。
中高時代は天文学に憧れ、そののち地質学・地球科学の道へ。
現在は海洋地質学に関わる生活を送られています。
そんな日常を、穏やかに、やさしく、半面鋭く、
青木さんのフィルターを通して詠まれています。
カバー画も青木ともじさんの作品です。
ぜひご一読ください。
私は小さなころから天文が好きでした。(中略)あるとき足許の地球を知ることもまだひとつの星を学ぶことだと気が付いて、地質学・地球科学の道へ進みました。今では幸いにして海洋地質学に関わる生活を送っています。そんなわけあって、句集のタイトルは天にありながら水に棲むものの名を冠する星座「みなみのうを座」を採用しました。
青木ともじ「あとがき」より
対象とのかすかな距離感や違和感こそ、ともじ俳句の通奏低音になっているのではないかと、私には思われる。そこに立ち上がってくるのは、少し不器用でシャイな青年の姿である。
佐藤郁良「序」より
ともじさんは月を跨ぐ長い航海に出ることもあるようだ。また、四二〇〇米の深海に潜った経験もあるという。そのような体験から、どのような句が生まれてくるのか楽しみである。理系俳人の系譜に連なるともじさんに期待するところ大である。
日原 傳「跋」より
その闇がみなみのうを座だと彼が
カルデラに湖残されし晩夏かな
四六判並製カバー166頁・定価2200円(本体2000円+税)
2024年11月22日発行/ISBN978-4-8129-1135-8
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